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従業員は不安…。M&Aで買収された薬局はどうなるのか?

公開日:2021/11/15  最終更新日:2021/12/02

病院と調剤薬局を分ける分業が始まったことで、年々調剤薬局の数は増えてきました。しかしその伸びは鈍化傾向にあり、近年はM&Aを行って事業継承する傾向にありますが、M&Aの話を聞いたときに不安を感じる従業員も多いといわれています。そこでこの記事では、なぜM&Aをするのかや、買収後について解説します。

なぜM&Aされるのか

M&Aが増えている背景には、さまざまな現状が大きく影響をしています。たとえば、どの業界でも抱えている人材不足は調剤薬局でも同じです。

薬剤師不足

薬剤師は、調剤薬局と同様に年々増加しています。しかし、薬剤師の増加率より調剤薬局の増加率が高いため、結果として慢性的な薬剤師不足を招いているようです。

調剤薬局は、医療分業が始まったころから順調に増え、今ではコンビニの数を超えています。それに対して薬剤師は、前年比数%程度の増加率です。

また、薬剤師の養成期間も2006年以降は、4年から6年に引き上げられています。こういった変更も関係しているといわれています。

下落する調剤報酬

2年に1回、調剤報酬の改定が行われていますが、近年はマイナスが続いています。マイナスというのは、報酬が減っているということです。

もちろん、今後も高齢社会が続くと予想されているので、処方せんの受付は増加していくことが予想されます。しかし、社会保障費が増える一方であるため、今後もマイナス改定になるでしょう。

こういった報酬減は、資金面を直撃します。今日まで大丈夫であっても、将来的には難しいと判断した場合は、会社として体力のある大手チェーンなどへのM&Aを検討します。

経営者の引退

調剤薬局の経営者が高齢となり、引退するためにM&Aを考えることもあります。もちろん、子どもに継がせる、従業員に譲るなども検討するでしょう。

しかし、子どもがすでに違う道を選んでいた場合は引き継げませんし、そもそも同じ道を選ぶという考え方も減っています。子どもとの交渉が長引けば、調剤薬局の存続はどんどん危うい状態に陥ります。

また、従業員に譲るという方法もありますが、これはかなり難しい問題です。従業員には引き継ぐための資金力が必要ですし、現在抱えている債務も一緒に引き継がないといけないからです。

債務がほとんどない状態なら話を聞いてもらえるかもしれませんが、多額の債務を抱えているときは、債務額を聞いた時点で断られる可能性が大きいです。このように、どの方法も難しい場合は、M&Aによる事業継承を検討します。

小さい薬局ほどM&Aされやすい?

M&Aの一般的なイメージとしては、大きい会社が小さい会社を買収すると考える方が多いでしょう。もちろん、薬局でもほぼ同じ傾向にあります。

しかし、個人で行っている薬局の場合は、株式を公開していないため、どんなに大手チェーンでもそう簡単には買収の話が進展しません。仮に大手チェーンがM&Aの話を持ち掛けても、断ってしまえばそれまでです。

また、大きい薬局だからといって絶対に買収されないとは限らないので要注意です。自社より規模の大きいところがあれば、買収の話を持ち掛けてくる可能性は充分あります。

勤務先がM&Aされるとどうなる?

勤務先がM&Aされると聞いたときは、ほとんどの方がさまざまな不安を感じます。たとえば、解雇されてしまうのではないか、給料が大幅に下がるのではないか、どこか遠くの薬局に転勤になるのではないかなど、不安の種は尽きません。

しかし、実際にはM&A後に従業員が退職しないように配慮するところが多く、そのまま働き続けられる環境を整えてもらえます。もちろん、多少の雇用条件の変更はあるでしょうが、柔軟に対応してくれる可能性は高いでしょう。

こういった柔軟な対応の背景にあるのは、やはり薬剤師不足です。現在、薬剤師は募集をかければどんどん人が集まるといった状況にないので、在籍している薬剤師を大切にする傾向にあります。

しかし、雇用条件が変わらないからといって、職場環境まで同じとは限りません。新しい薬局として生まれ変わった以上、仕事のやり方も変わるでしょうし、長年構築した人間関係も変化する可能性は充分に考えられます。

従業員への説明やケアを忘れずに!

M&Aを行うときは、従業員が不安を抱えないように、説明とケアを丁寧に行うことが大切です。とくにM&Aを行う理由や、従業員の今後についてはより丁寧な説明が求められます。社風、雇用条件、給料などできる限り丁寧に説明し、従業員の方から質問されたときもしっかり答えるようにしましょう。

M&Aは、高く売却できれば成功というわけにはいきません。M&Aによって少なからず影響を受ける薬剤師や患者さん、そして病院や取引先などが困るようでは決して成功とはいえないのです。

 

今回は、M&Aで買収された薬局の将来や従業員の不安について解説しました。M&Aは、少なからず従業員に不安を感じさせてしまいます。とくに、買収されたあとの薬局や自分たちの将来はかなり気になるはずです。M&Aを円満に進めるためには、従業員が抱えそうな不安を知り、経営側から積極的に説明やケアを行っていきましょう。

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