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調剤薬局のM&Aが加速している背景

公開日:2019/08/15  最終更新日:2019/09/20

調剤薬局のM&A(合併・買収)が加速化しています。調剤薬局は現在、約7兆円の市場だと言われていますが、売り上げの大部分は中小の調剤薬局チェーンで占められています。

小さな薬局は家族経営が多く、多くの薬剤師を雇うことが困難な状況です。かかりつけ薬局にはなりにくいので、大手チェーンの調剤薬局には太刀打ちできません。

不良在庫もM&Aの一因となっている

調剤薬局の店長がいつも頭を悩ますのが、負傷在庫です。薬の場合、一度開封したものは返品できません。1箱100錠入りの薬を1錠だけ使って99錠残ってしまっても買い取らなければならないのです。仮に1錠2万円の薬が1箱100錠入りで200万円ですが1錠だけしか売れなかったら198万円の不良在庫になります。

現在、それほど大きくない薬局でも、期限切れなどで年間100万円以上の不良在庫が出ています。不良在庫を減らすために、滅多に出ないからと在庫を持たないのでは患者さんが困ります。お菓子や本と違ってお薬の場合は、お取り寄せするから2~3日待ってくださいは通用しません。滅多に出なくても在庫を置かないと信用を失うでしょう。

チェーン薬局の場合、滅多に出ない薬は支店と本店で互いに貸し借りすることで不良在庫を減らせます。自転車を走らせて5分程待って貰って支店から本店へ薬を借りに行くのです。しかし個人経営の場合はこのようなことができません。 経営が苦しい個人の薬局の場合、M&Aはまさに渡りに船だと言えるのです。

今後は高齢化のために診療所が閉鎖や廃院などが加速化することが予測されています。調剤薬局を取り巻く背景は、厳しい状況になるでしょう。経営が悪化する前に大手に買収される方がベターだと考えるケースも増えてくると思われます。

特に地方では、後継者がいないために廃業か身売りかと悩むケースが多いです。現在全国の薬局のうち約2万店が後継者のいない状況で、約1万店がM&Aの対象になると言われています。

超高齢化社会で院内調剤が復活するかも

昔はクリニックや病院内でお薬ももらえたのに、わざわざクリニックを出てから少し歩いて薬局へ行かなくてはならない。病院と道をはさんで向こう側に調剤薬局があるとは言え、雨の日は濡れるし、また薬局で待たなければならない、という声をよく聞きます。昔のように院内調剤の方が何かと便利だという事のようです。

高齢化社会になり、患者さんば自分自身の足で病院医に通うことが難しくなると、調剤薬局の役割は次第に薄くなって来るでしょう。 お薬を自宅まで届けますといったサービスも、考えなければならない時代になってきたようです。

しかし薬を自宅まで届けるとなるとスタッフの人数も増やさなくてはなりません。そうなるとやはり、個人経営ではしんどくなります。M&Aを考えるのも無理のない話でしょう。2016年5月に大阪の関西医科大学総合医療センターで、ほぼ100%だった院外処方を院内処方に戻すという事件が起きました。

院外処方せんの全面発行にはメリットを感じられなかった、院外調剤は患者サービスの低下を招いた、というのが方針を転換した大きな理由です。院内処方にすることで、患者さんの費用負担が軽減し、院外に出る手間もなり利便性を上がったというメリットを感じているそうです。院外処方にしなければならないという法的な拘束はないので、今後は院外処方から院内処方にする流れが徐々に増していく気配も感じられます。

地方の薬局は人手不足になっていることが多い

現在、日本の薬学部は6年制になっています。4年制最後の学生が卒業したのが2009年3月です。6年制最初の入学生が大学を卒業したのは2012年です。したがって2010年と2011年は新卒薬剤師がいない空白期間となっているのです。さらに6年制になった直後は学費がかかることが原因なのか2010年代の前半は入学者数も減ってしまいました。

その結果、それでなくても少ない新卒の薬剤師を取り合うという現象が起きているのです。医師免許を取った人の大半は医師として働きます。しかし薬剤師の場合は、そうとは限らないのです。就職先の一番人気は病院などの医療機関や調剤薬局ですが、それ以外に製薬会社や研究者になる人もいます。

「医師・歯科医師・薬剤師調査」によると、全薬剤師の3割くらいは薬剤師免許がなくてもできる仕事に就いていると記載されています。また、薬剤師の6割が女性ですがフルタイムで勤務することが難しく、このような背景も薬剤師不足を助長しています。特に高齢者が多い田舎では、慢性的に薬剤師が不足しているようです。

何とか人材を確保しようと、地方では家付き車付きで新卒の年収が600万円を超える求人などもあります。それでも小さな個人経営の薬局には若い人材はなかなか集まりません。田舎に帰るとしても、大手のチェーン薬局を選ぶケースが多いのです。そうなると個人経営の薬局はM&Aを考えるというパターンとなっていきます。

 

小さな薬局は、不良在庫が頭の痛い問題です。在庫一掃セールで安く売るという事が出来ないのがお薬です。そして超高齢化で、院内調剤が復活しそうな動きも感じられます。

地方の薬局は薬剤師の慢性的な人手不足になっていて、後継者がいない所は必然的にM&Aを考えざるを得ないというのが現状です。

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